開発が一段落したので、正式?にリリースということで。
概要
このデモプログラムは、カメラ付きWindowsMobile端末で、NyARToolKit C#版の動作を検証するものです。
ARToolKitで定番のHiroマーカーの上に、WindowsMobile機単体で立方体を投影することが出来ます。
動作速度は、映ってるモノにもよりますが…、大体10fps以下です。ARToolKit v4.4 running on iPhone - YouTubeの8割くらいのスピードは、出ているかな、と思います。
インストール方法
- 動作には.NET Compact Framework 3.5が必要なので、事前にインストールをしておいて下さい。マイクロソフト公式ダウンロード センターから .NET Compact Framework 3.5 再頒布可能パッケージ をダウンロードからダウンロードできます。
- NyARToolkit project website is moved.から、最新のテストプログラム(現在はNyARToolkitCS_wm_armv4i_bin-0.1.2.zip)をダウンロードします。
- zipファイルを解凍すると、cabファイルが入っています。これをWindowsMobile機にコピーして、インストールします。
- インストール後、WindowsMobileのプログラムに、NyARToolkitが追加されています。
使用方法
- 「Hiro」マーカーを準備してください。こんなマーカーです。
- NyARToolkitCSを起動してください。機種選択画面が現れます。機種選択画面で機種を選び、「この機種で実行」ボタンを押します。(異なった機種を選択しても、端末が壊れること等はありませんが、処理が失敗したり不安定な動きをすることがあります。)
- ウインドウが切り替わり、カメラ映像が映ったら、「Hiro」マーカーを撮影してみてください。立方体が現れます。
- 終了するときは、×ボタンを押してそのままウインドウを閉じてください。
他の端末での互換性
対応外端末で動作させた場合、うまく動かないかもしれません。
殆どの場合DirectShowの機種依存が原因なので、下記のプログラムでカメラ情報のログを取って、そのログを教えてもらえれば、対応できるかもしれません。
http://nyatla.jp/nyartoolkit/zip/WMDSLogger-0.1.0.zip
カメラの情報ログの内容は、DirectShowの出力できるメディアサブタイプ情報と、カメラの起動シーケンスを成功できるかどうかのエラーログです。ログの内容を、メール、又はコメント等に貼って教えてください。