元派遣プログラマの自称技術系ブログです。雑記とか自作のオープンソースプロジェクトの話とか。
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ビットコインの代替コインAltcoinの現状まとめ

今年初めから、LiteCoinをはじめとするビットコイン代替通貨の情報を延々と収集し続けています。
そこで発見した傾向など、現状をまとめました。

Altcoinは今年の1月に爆発的な発生があった

C.C.Satoshiで統計を取ってみた結果、今年の1月~3月に150~200個/月のコインが大量発生した時期がありました。

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参考 C.C.Satoshi | Accrual date

これは昨年末のビットコインの高騰に合わせて、大量のAltcoinプロジェクトが発生した影響だと考えられます。4月以降は一見落ち着いてはいますが、それでも昨年の同月比の20倍以上のコインが登場しています。


この期間に発生したコインの殆どはSHA256D、又はScryptコインでした。逆算すると、新しい技術を持たないAltcoinの開発期間は概ね2~3ヵ月程度であることが予測できます。

Altcoinの暗号アルゴリズムが増加し始めた

1月後半から、X11、X13、CryptNight等の謎な暗号アルゴリズムを搭載したコインが増え始めました。
アルゴリズムの内容はよくわかりませんが、要はGPUで掘らせたくないらしいです。

コインの例

現在の発生比率は、約6割がScrypt,SHA256等の旧来派生コイン、残り4割りが新アルゴリズムに基づくコインです。

Altcoinの20%は中国で生産されている

最近のAltcoinの発表スレッドには中国語の併記が増えています。大体5コインに1コインは中国語の情報にリンクがあったり、中国語の情報が充実しています。まだハッキリしたデータが出ていませんが、現在のAltcoinの20~30%以上は中国語圏で生産されているものと考えられます。

最近のだとこのへんです。
C.C.Satoshi | TJC - TaojingCoin


中国語圏のコインの場合、ほとんどは既存コインのコピーだったりするわけですが、中には新しいアルゴリズムを搭載したコインもあります。高い技術力を持った開発集団も確認できます。

中国は当局がビットコインを規制していますが、Altcoinについてはむしろ勢いを増しています。


PoS(Proof of Stake)の比率が高いコインが増え始めた

昨年まではPoW(Proof of Work)比率が高いAltcoinがほとんどでしたが、最近はPoS比率の高い、もしくは100%のコインが見られるようになりました。

以前のPoWベースのAltcoinは、ガチ採掘勢による採掘難易度上昇と流通悪化、それに伴うコイン価値の減少が度々発生していました。

PoSは採掘力があっても無意味なので、開発がガチ採掘勢から通貨のコントロールを取り戻すための対抗手段として採用したのだと思います。

これらのコインは、ネットワーク維持の為に発表と同時にコインを大量配布したりしています。


今後の予想

今後は単純にAltcoinを力づくで採掘して売却するだけでは利益を出すことがさらに難しくなると思います。

Altcoinはビットコインと同じPoWによる採掘ベースのネットワークから、PoSによる発行・流通ベースのネットワークに切り替わりつつあり、ここでは過剰な採掘力が全く役に立たないからです。


流通ベースのAltcoinの場合、コインの一部をIPOで販売、又は無償配布します。
フォーラムを細かくチェックして、コインを分けてもらって寝かせて売却というのが一番確実でしょう。

発表と同時に取引所に上場するコインをIPOでも買っても良いですが、利益が出るかはお察しくださいという感じです。(ここは要調査)

PoSメインのコインに手を出すときには、開発が流通ネットワークを維持する理由をよく考える必要があります。もしかしたら、ボットネットワークを構築する為に無償で大量のコインを配布する事もあるかもしれません。

宣伝

ここにあるAltcoinの情報は、AltcoinコレクションサービスのC.C.Satoshiで見ることができます。

現在、C.C.Satoshiには966件のコインデータとその関連URL等11869件が掲載されています。

近日中に、情報取得元フォーラムのデータ約1500件も追加する予定です。