Webカメラで日食観察(C#編)
今日は日食の日でした。というわけで、Webカメラで日食を観察します。
残念ながら神奈川地方は曇り模様なので、直接の観察はできません。
仕方がないので、以下の仮定を元に、Webカメラを使って輝度変化を記録してみました。
仮定
- 観察中の天気はずっと曇り。
- 観察中に大きな天候の変動はない。
- 日食によって撮影画像の輝度が変化する。
実験装置
15秒おきに自動撮影→ビットマップ保存するプログラムを作り、Webカメラの映像を記録していきます。(Uma2Desktopを改造品)
カメラの固定は適当。段ボールにクリップで。ただし、空の映っている面積が多めになるように。
Webカメラはロジクールのオートフォーカス、ホワイトバランスの自動調整機能を無効にできるものを使いました。
Webカメラをそのまま空に向けているので、晴れたら負けです。
実験開始
ホワイトバランスとフォーカスを適切に調整して、Webカメラを南の空に向け、C#で作ったプログラムで15秒置きに空を撮影し、ビットマップを保存していきます。
9:50くらいに撮影開始。デバックが不十分なのでものすごく不安。
11:50くらいに撮影終了。合計501枚の画像を撮影。案の定プログラムが正常に終了しない。
計測
画像の一部(空が映ってる部分)を切り出して、YUV変換して平均値を時系列のデータに変換。
Excelでグラフにしたものがこちら。(後半は天気が良くなったせいで、値が振り切れてしまいました。)
食が最大の時間帯に、見事にピークがが!
外乱が多いので本当に観察できたのかはわかりませんが、とりあえず成功・・ということにしておきましょう。
反省
- 実験プログラムを作り始めたのが日食開始の1時間前。ありえない。
- しかもなかなか動かない。ありえない。
- カメラをもう少し暗めに設定した方が良かったかも。