Uma2Mobile/0.2.0をリリースします。
※(2008/10/19)Willcom用の設定済みcabファイルを追加しました。
ダウンロードはこちら↓
日本語:NyARToolkit project website is moved.
English:NyARToolkit project website is moved.
更新ポイントは、以下の3点です。
- 真上から撮影したときに計算が破綻するバグの修正
- 簡易撮影機能の追加
- 閾値手動設定機能の追加
- がんばれば表示モデルを差し替えられる機能の追加
今回の目玉機能は、2番目の撮影機能。
WM機単体で、こんな写真が撮れます。
4番目の表示モデルの入れ替えも目玉機能なんですが…、
…mqoファイルからxファイルを経由してmd3dmのモデルを作って、それ用のxmlを書いて、さらにsetting.xmlをいじれば出来るという、なんとも面倒な手順が複雑なので、別枠で説明する方向で。
なお、下から見れない不具合は今回も修正していません。
というわけで、使い方などを。
インストール
Version0.1.0と変わりません。
cabファイルをダウンロードして実行すればインストールできます。
旧バージョンをインストール済の方は、まず旧バージョンをアンインストールしてください。
cabファイルは、NyARToolkit project website is moved.からダウンロードできます。
手持ちの機器に合ったバイナリをタウンロードしてください。
cabファイル | 機種 |
---|---|
Uma2Mobile-0.2.0.CAB | S21HT等の、HTC製TouchDiamond派生機 |
Uma2Mobile-WS011SH-0.2.0.CAB | WS020SH,WS011SH,S01HT等の、SHARP製XScale機 |
Uma2Mobile-WS007SH-0.2.0.CAB | WS007SH,WS004SH等の、SHARP製XScale機 |
fileUma2Mobile-WS011SH-0.2.0.CAB | S11HT,S12HT等の、HTC製ReferenceDriver機 |
これらの内容の違いは、Uma2Mobileのディレクトリに有る、環境設定ファイルsetting.xmlの内容のみです。
キャプチャ機能を使う
起動したら、左下のcaptureを押してください。\\My Documents\Uma2Mobile下に画像が保存されます。
閾値をいじる
撮影場所によっては、マーカーが映っているのにさっぱりミクさんが出てこない事があります。そんなときには、閾値を弄ってみてください。
右下のoption→thresholdを選択すると、+80〜-80までの閾値調整メニューが現れます。
屋外などの明るい環境では、数字の大きい方(+80等)、屋内の暗い環境では、数字の小さい方(-20等)を選択して下さい。自動化すれば良いんですが、ちょっと時間が…。なかったとです。
不具合情報
- TouchFLO 3dと干渉してハングアップする不具合があるため、S21HT等で動作させる場合は、一時的にTouchFLO 3dを停止する必要があります。停止方法などは、こちらを見て下さい。Uma2MobileをS21HTで安全に実行する方法 - nyatla@Hatena::Diary
- S11HTなどのReference Driverを採用している機種では、モデルデータのポリゴン数の少ないものにしないと、まともに動かないと思います。
おまけ(モデルの差換え)
Uma2Mobileは、調整次第でモデルデータを換装できる設計になっています。
モデルの差換えに必要なデータは以下の通りです。
1番目のmd3dmファイルはWindowsMobileでDirect3Dのメッシュデータを取り扱うときの標準形式で、MeshConvertorというプログラムで.xファイルから変換して作ります。
2番目のテクスチャデータは通常の画像ファイルです。メタセコイア等のデータで使っているものなら、そのまま使えます。
3番目のモーション定義ファイルはxmlファイルです。Uma2Mobileの場合は
miku\miku.xmlがこれです。モデルの表示倍率とモデルファイルの表示順番等を定義します。
4番目のsettingファイルはsetting.xmlのことです。setting.xmlの中に、「どのモーション定義ファイルを使用するか」を指定する箇所があるので、それを設定します。
このあたりを設定すれば、自分で作ったモデルを表示することができるはずです。より詳しい情報が必要でしたら、コメント欄等でお問い合わせ下さい。